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家庭で美味しいコーヒーが淹れられる、ペーパードリップによる抽出法をご紹介します。
簡便で衛生的、かつ味作りが自在にコントロールできる抽出法です。
中山洋行のコーヒーを例に、種類の選定・抽出湯温他、おいしい淹れ方を提案します。
「ペーパードリップの淹れ方」を示します。
こちらをクリックしてご覧ください。
(1)コーヒーの選定
どんなコーヒーを飲みたいか? 種類、焙煎度(深煎〜浅煎)を選択。
苦味系ならば、唐人屋敷の珈琲、深味、ぎやまん …
酸味系ならば、キリマンジャロ、クラシック・モカ、お滝さんの珈琲 …
苦味・酸味共にしっかりならば、カピタン珈琲、東ティモール、
アンチグア・レタナ …
マイルド系ならば 亀山社中、洋行ブレンド、 ブルマンブレンド …
(2)ドリッパーの選択
サンヨー101 1〜2人用(1つ穴)
サンヨー102 2〜4人用(2つ穴)
カリタ102 3〜4人用(3つ穴)
カリタ103 5〜7人用(3つ穴)
メリタ アロマ1X2 3〜4人用(1つ穴) 等々
(3)コーヒーの粉の量と挽き方
1杯当り 10gが標準。
1杯たて 12〜15g、2杯たて 20〜22g、4杯たて 37〜40g。
通常は中挽き。
濃く淹れたい場合は細挽きに、あっさり淹れたい場合は粗挽きに。
(4)お湯の温度
コーヒーの種類と途に、もっとも味に影響する項目です。
80〜95℃の範囲で選択。
高温では苦味が強調されますが、高すぎると、エグ味が出、角がたったコーヒーと
なります。
低温では酸味が強調されますが、低すぎると、うま味が抽出されません。
沸騰したお湯をポットに移し換えれば95℃程度になります。
苦味を強調したい場合は 93℃程度
マイルド系のコーヒーの場合 90℃前後
苦味系のコーヒーを甘味を出すように淹れたい場合は 82〜87℃の低温で
「推奨投入湯温」を示します。
こちらをクリックしてご覧ください。
(5)蒸らし
コーヒーは多孔質であり、お湯で膨らませ、抽出しやすくします。
炭酸ガスが出てきて、お椀状に膨らんできます。
その後、次第にツヤが無くなります。
20〜40秒
(5)抽出時間
しっかり抽出したい場合はゆっくり、あっさり抽出したい場合は速くお湯を落す。
2〜3分が標準
ドリップの最初の1/3で旨み成分の大半は抽出されるといわれています。
したがって、そのあとの抽出は濃度調整。
湯が落ちきらない内に、ドリッパーを外す。
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